分科会

第4分科会:『事務所と木彫り熊と私』~地域の「輝き」を探し続けた司法書士の5200日~

1 タイトル・担当委員会

『事務所と木彫り熊と私』~地域の「輝き」を探し続けた司法書士の5200日~
担当:札幌青年司法書士会

2 開催趣旨

 地域で暮らし、地域の「ひととともに」自分らしく生きる。
 札幌青年司法書士会では、地域で活躍する北海道内の司法書士に焦点を当て、フィールドワークの一環としてインタビューを行ってまいりました。
 そして、そこから地域の人々とのコミュニケーション、地域に対する愛情、司法書士としての地域への関わり方について様々な生き方を発見しました。そのうちのお一人、北海道の八雲町にて開業している青沼千鶴先生は、自ら空き家のリノベーションを行ったり、自らの事務所に木彫り熊のアトリエを併設するなどの活動をとおして、地域の「輝き」を探し続けています。
 彼女の活動は、地域を元気づけるとともに、司法書士としての人生をより楽しく、より豊かにするという、新しい事務所経営の一つのあり方を示してくれるものでした。

 わたしたち司法書士は、国民の権利を擁護し、もって自由かつ公正な社会の形成に寄与することを使命として日々業務に関わっています。
 使命の果たし方は人それぞれ、本業に没頭したり、会務に勤しんだり、プロボノ活動に邁進したり・・・。そのようなあなたの日常、あなたの暮らす場所にも必ず輝く何かがあり、その輝きは使命を実践しているあなたを照らしてくれるものに違いありません。
 当分科会では、地域のひととともに生き、地域とともに輝きながら、司法書士という枠を飛び越えて、地域の一員として幸せな生き方を見つけるヒントについて学んでいきたいと考えています。

3 研修内容

第1部 講演 
第2部 パネルディスカッション
第3部 グループワーク

4 講師プロフィール等

青沼千鶴 氏(函館司法書士会所属)
函館司法書士会副会長、法教育委員会委員長。
北海道亀田郡七飯町出身。函館東高校、中央大学法学部卒業。法テラス、司法書士事務所、新聞社等での勤務を経て、2011年6月、北海道八雲町にて「司法書士やまびこ事務所」開業。2024年に法人化するとともに、長万部事務所を開設。開業当初より、“まちをおもしろがる”有志グループを主宰し、フェスやマルシェなど様々なイベントをほぼ毎月八雲町で開催。増え続ける空き家問題に関心を持ち、公民連携やリノベーションまちづくりをオンラインで学び、自ら実践すべく、合同会社を設立。
会社として、八雲町の名物である木彫り熊がテーマのショップ『kodamado』、アートギャラリー『28Gallery』空き家を活用したレンタルスペース・シェアキッチン『カミヤクモ321』、不動産事業『空き家ニーズバンクnid』、8箇所の民泊『BEAR FOOT』を運営しており、クリエイティブな法律家を目指して活動中。趣味は登山、ダイビング、社交ダンス。

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